犬の食事と消化時間の関係って?
気持ちを読み取ってみよう。
犬は言葉を話すことが出来ないので、私たち人間に物事を伝えることが出来ません。表情で伝えたり、吠えて伝えたりと、飼い主さんがしっかり気持ちを読み取ってあげる必要があります。飼い主さんの事情に合わせてご飯やお散歩をしているかと思いますが、犬にとって負担になっていないかを今一度見直してみましょう。
犬の生活は飼い主さんのライフスタイルによっても大きく変わってきます。犬種によって特徴がありますが、比較的身体が強いと言われている犬種でも無理をさせることで身体に負担をかけてしまうので、しっかり気持ちを読み取ってあげる必要があるんです。
食後すぐに動いていいの?
飼い主さんの都合で、散歩に行く時間が食後になっている場合があると思います。分かりやすく、私たち人間で考えてみましょう。食後すぐに運動をしたらどのような状態になりますか?お腹が痛くなったり気持ち悪くなってしまったり、身体全体がきつくなってしまったり、何もいいことはないですよね。犬も人間と全く同じ状況になるんです。
食後すぐの運動はいいのかな?と判断に迷った場合、行ってはいけません。人間に比べて食べ物を消化する時間は少し早いですが、完全に消化するには犬種によっても差があって、どんなに早くても数時間はかかります。
雑食の犬だからなんでも大丈夫ということはありません。子犬の場合、食事の時間も、遊びの時間もほとんど同じなので食後すぐに走り回ってしまうことがありますね。やんちゃで遊び盛りなので制止することが難しいですね。見ていると可愛いですが、遊びの途中で食べたものを戻してしまう可能性が非常に高いです。
人間の場合に置き換えて考えてみても、嘔吐するというのは、非常に体力を消耗します。犬も同じで毎食後すぐに運動をして、嘔吐を繰り返せば健康にもよくありません。
散歩はどれくらいでしていいの?
食後の散歩は消化する時間も考えて、最低でもご飯を食べてから30分〜1時間後がベストです。飼い主さんのライフスタイルで食後30分〜1時間の間のお散歩が難しい時は、お散歩をしてからご飯を食べさせることが身体への負担が少なくて良いです。犬種や年齢・体型によって異なりますが、1回にあげるドッグフードの量の目安表をしっかり守ることが前提です。いつもあげているドッグフードのパッケージにも記載されているのでしっかり参考にしましょう。
排泄などの問題もありますが、食後すぐの運動は胃に負担がかかりやすく、嘔吐しないから大丈夫と思っていても、胃捻転や腸捻転を起こす確率がぐっとあがりますので危険な状態になってしまいます。
判断に迷った時は基本的には人間と同じように考えるとわかりやすくなるので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
飼い主さんの生活に犬は合わせなければならないので、飼い主さんが犬のことを考えて出来るだけベストな状態でお散歩するようにしてみてください。犬の安全を守るのも飼い主さんの役目です。しっかり役目を果たしましょう。
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