消化不良で軟便の愛犬に食べさせたいドッグフードの選び方

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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はじめに

愛犬の軟便でお悩みの皆さん、今回は「消化不良」が原因の場合についてお話しします。消化不良が原因の場合、多くは食生活を見直すことで改善できます。
便は愛犬の健康状態をします大切なバロメーターになりますので、是非健康な排便ができるよう、食生活を見直してみましょう。

犬の便について

犬の健康状態を図る目安にもなる「便」ですが、どんな状態が理想的なのでしょう。
健康な便の場合、色は黄土色から焦げ茶色で、かりんとうのような便です。固さはテッシュなどでつかむことができるくらいの固さです。
一方、軟便の場合、ティッシュなどでつかんでも、床や地面にくっついてしまうほどのゆるさがあります。

軟便はストレスや気候の変化によっても起こる場合があるので、1日や2日の軟便ならあまり深刻に悩む必要はありません。それ以上軟便が続く場合には「消化不良」を起こしている可能性も考えられるので、ドッグフードなどの食生活を見直してみましょう。

消化不良の原因・給餌量が多く、消化されなかった分が軟便になっている場合

おやつや給餌量が多くなりすぎると、消化されなかった分が軟便となって排泄される場合があります。
特に1歳未満~1歳までの月齢では、給餌量が変化します。ドッグフードの裏に書いてある給餌量はあくまでも目安なので、軟便が続くようなら給餌量を少し減らして様子をみましょう。
犬の食事量はみな一定ではなく、個体差があるものですので少しずつ調整してあげましょう。

また、普段から多くのおやつを与えている場合も、消化しきれずに軟便になってしまいます。
おやつはあくまでも補助食として使い、犬が欲しがるからといってあげすぎないよう注意しましょう。もし「今日はおやつをあげすぎてしまったな。」という日があれば、ドッグフードの量を少し減らす工夫も必要です。

消化不良の原因・食べられないものを食べてしまった場合

中には食べられないものを食べてしまった時に消化不良を起こす場合があります。代表的な例としては、突然ドッグフードを違うメーカーや種類のものに切り替えた時や、いつもは与えないようなトッピングをして与えた時などがあります。

犬によっては、ドッグフードに使われている油や添加物、原材料が体に合わず、消化されずに軟便として排泄される場合があります。アレルギー症状ほど深刻ではないにせよ、犬によってはドッグフードに含まれるものに合う・合わないがあることも念頭に置いておく必要があります。

また、与えているドッグフードの「質が悪い」場合も考えられます。

ドッグフードの原材料に、一般的に犬が消化しづらいと言われている穀物(小麦やとうもろこし)ばかりを使っているドッグフードや、質の悪い肉を使っている場合、添加物が必要以上に多く配合されているものは「質の悪いドッグフード」です。

一般的に「プレミアムフード」と呼ばれるドッグフードは、犬の健康のことを第一に考えた原材料選びや、必要最低限の添加物の使用を行うなど、安心できるものが多くあります。軟便に悩んでいる場合は、是非一度検討してみてください。

【参考記事】

最後に

犬が軟便の状態であると、何かしら犬の体に負担がかかっていることを意味します。
今回紹介したような「消化不良」が原因の場合もあれば、ストレスが原因の場合など、軟便には様々な原因が考えられます。
今回の記事を参考に、是非愛犬の負担を取り除き、心身ともに健康でいてもらえるよう、飼い主がしっかり愛犬を守ってあげましょう。