半生タイプのドッグフードは危険?その理由は?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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半生タイプのドッグフードについて

ドッグフードは大きく分けて、「ドライタイプ」と「ウエットタイプ」の二種類あります。どちらにもメリット、デメリットがありますから、飼い主さんが賢く選択してあげなくてはいけません。犬の健康維持に「毎日の食事」は非常に重要なポイントであり、欠かせないものです。最近人気が高まっている「半生タイプのドッグフード」の危険性についても正しく知っておく必要があるのです。

半生タイプのドッグフードは腐りやすい。添加物に注意して

では、具体的に「半生タイプのドッグフード」の特徴を挙げてみましょう。ドライタイプのドッグフードよりも水分含有量が多く、ドライフードの水分含有量が10パーセントに対し、半生タイプは30パーセントとなっています。この半生タイプの食感を好んで食べるわんちゃんも多くいますし、特に老犬などの食べ物を噛む力が弱っている子には非常に向いていると言えるでしょう。

ですが、フードの水分含有量が多いということはそれだけ品質の劣化、腐敗の速度が速いということ。ドライタイプのドッグフードよりも長持ちしないのです。その為、半生タイプのドッグフードのほとんどに強力な防腐効果のある合成添加物が含まれている場合が多いのです。これは犬の健康維持に良いとは決して言えませんね。

こうした面も考えると、半生タイプのドッグフードを長期間に渡って愛犬に食べさせるのは少し控えるべきだと言えるでしょう。半生タイプドッグフードの食感を好むようなわんちゃんの場合、手作りごはんに変えてあげたりローフード(生食)を与えることでも似たような満足感を得ることが出来ますから、こうした工夫をしてあげるのもよいですね。
どんなドッグフードにも、多かれ少なかれ「メリット、デメリット」は存在します。それぞれをしっかり理解して、愛犬に与えるようにしましょう。

まとめ

このように、「半生タイプのドッグフード」には、わんちゃんの健康を害する可能性のあるものが含まれているということが分かりました。合成添加物や着色料、不明瞭な成分が含まれているドッグフードは出来るだけ避けるという選択をすることが望ましいと言えます。

ドッグフードを購入する際、どうしても「価格」や「内容量」を重視してしまう飼い主さんも少なくないでしょうが、そこに加えて「成分のチェック」も怠らないで頂きたいのです。あまりにも安すぎるドッグフードには、わんちゃんには好ましくない成分がたっぷり含まれている場合が多いのです。安くて長持ちするのには、それなりの理由があるのだということを覚えておきましょう。

愛犬の健康を守れるのは飼い主さんだけです。大切な家族の一員でもあるわんちゃんを、きちんと管理してあげなければなりません。品質の良い安全、安心な食事を与えること。それがわんちゃんの健康を守り、長生きさせる秘訣だとも言えます。こうしたことをしっかり考えながらわんちゃんを育て、一緒に生活していくようにしましょう。