関節に良いドッグフードの選び方で大切なことは?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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ドッグフードで関節ケアを

犬もなりやすい関節疾患

人間だけでなく、犬も関節疾患を引き起こしやすいのです。特に、小型犬種では、膝蓋骨脱臼などを高頻度で発症することが報告されています。その多くは先天性であったり、老化や食生活が原因となっています。

食事療法と運動療法による予防

先天性のものを除けば、これらの関節疾患は肥満あるいは過剰体重の回避や関節に効果的なドッグフードを摂取することによって十分に予防が可能です。つまり、子犬の頃からしっかりと管理されたドッグフードと、適切な運動を行わせるのです。また、運動環境も、滑りやすいフローリングなどは犬の足腰に負荷をかけ、ヘルニアなどを誘発しますので、カーペットを敷いたり、滑り止めワックスを塗るなどの改善を行いましょう。

オススメのドッグフード

まず、体重管理用ドッグフードには種類があります。減量用と体重維持用です。減量用は、各ドッグフードメーカーが、犬本来の適正体重に戻せるよう、様々な工夫をこしらったドッグフードで、通常の成犬用のドッグフードと比較して10%から15%のカロリーカットがなされています。また、体重維持用ドッグフードは、避妊や去勢をしたり、太りやすいに体質の犬のためのもので、体重を維持できるよう、カロリー調整がなされています。一般的に、通常用ドッグフードと比較して、10%程度のカロリーがカットされています。つまり、減量用ドッグフードは、肥満と診断された犬や、適正体重まで体重を落とさなければならない犬に対して与えましょう。

次に関節に良いドッグフードですが、関節系のトラブルに有効な「コンドロイチン」「グルコサミン」がしっかり含まれているドッグフードを摂取してあげることが大切です。人間でも関節が痛んだ時にせフする成分として有名ですが、ワンちゃんの関節トラブルにもコンドロイチンやグルコサミンは効果的でおすすめです。特にコンドロイチンは、軟骨や結合組織、粘液に含まれており、関節や靭帯、腱の弾力性や円滑性を保つ働きがあります。その結果、骨と骨の摩擦を防ぐクッションの役割を果たしますので、直接的な影響も強く、コンドロイチンが配合されるドッグフードを選ぶのは関節トラブルを持つワンちゃんにとって非常に大切なことと言えるでしょう。

このようなグルコサミン・コンドロイチンを豊富に含んだドッグフードの例を挙げると「カナガン」のドッグフードがおすすめです。カナガンでは以下の3成分を配合した作りになっているので、関節トラブルをもつ愛犬と暮らす飼い主さんからの評判も高くおすすめです、よろしければご参考になさってください。

↓カナガン配合成分(抜粋)↓

  • グルコサミン:関節軟骨の生成を補助します
  • コンドロイチン:関節軟骨を傷つける酵素を減少します
  • サーモンオイル:オメガ3脂肪酸が関節の痛みをやわらげます


まとめ

関節のトラブルは直接命に関わるようなものではありませんが、犬の日常に大きな影を落とすことになる肥満と関節疾患ですので、まずは食生活の見直しと改善、適切な運動を行わせることで、過剰体重を回避しましょう。