薬に頼らず体の負担を軽減する!そんな時のドッグフードはどう選ぶ?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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薬に頼らず体の負担を軽減するドッグフードを選ぶ

毎日当たり前のように愛犬に与えている「ドッグフード」。どんなものを与えていますか?ドッグフードには愛犬の食欲を満たす以外にも、愛犬の健康な体を作り上げるために大切なものです。しかし、きちんとしたドッグフードを選んであげないと、かえって愛犬の体に負担をかけてしまうドッグフードもあります。
そこで、今回は愛犬の健康な体を作るために、愛犬の体への負担を軽減するドッグフードについてお話しします。

犬に必要な栄養とは?

ドッグフードは犬の食欲を満たすためだけでなく、犬の体を作る上で必要な栄養素を補う役割があります。具体的に必要な「6大栄養素」を紹介します。

  • 炭水化物
  • 脂質
  • たんぱく質
  • ビタミン
  • ミネラル

ドッグフードはこのような6大栄養素をぎゅっと凝縮する内容で作られています。
しかし、すべてのドッグフードにこれらの栄養素がきちんと配合されているとは限りません。きちんと犬の健康を考えて作られているドッグフードかどうか、飼い主が選んであげることが大切です。

ドッグフードが引き起こす愛犬への問題とは

では、犬の健康を考えていないドッグフードを与え続けた場合、犬にどのような影響があるのでしょうか?具体的にいくつかご紹介します。

  • 毛並みが悪くなる
  • 排便の匂いがきつい(臭い)
  • 排便が硬すぎたり、柔らかすぎたりする
  • 特定の食べ物にアレルギー反応を示すようになる

など。
ドッグフードを与えることで現れるこのような愛犬の健康状態の悪化は、なぜ起こるのでしょうか。
一番の原因はドッグフードに含まれている「原材料の品質」です。一般的にドッグフードの品質はドッグフードの価格に反映されます。グラムあたりの価格があまりに安価なドッグフードの場合、コスト削減のために品質の悪い原材料で作られている場合があります。

例えば、ドッグフードの主要材料になる「肉(チキンやビーフ、ラムなど)」。品質の悪い材料を使っているドッグフードの場合、その中身は本当の生肉ではなく、死んだ動物の肉や、骨を細かく砕いたもの、他の動物の糞尿を使っている場合があります。このような原材料では犬に必要な栄養素をまかなうことができないことは皆様も簡単に想像していただけることと思います。

犬の体に負担をかけないドッグフードの選び方

前の章でお話ししたように、品質の悪いドッグフードには品質の悪い原材料が使われており、それを食べさせ続けることによって愛犬の健康状態を悪化させてしまうことあります。
それでは、飼い主はどんなことに気をつけてドッグフードを選べば良いのでしょうか?

【ヒューマングレードの原材料を使用していること】

まず大切なのは原材料の品質です。現在日本ではドッグフードに使用する原材料の品質に関し、厳しい基準は設けられていません。そこで、飼い主がその品質を見分ける一つの基準が「ヒューマングレード」です。ヒューマングレードとは「人が食べることができるほど品質の高い原材料」ということです。原材料を見る場合は、この「ヒューマングレード」に着目してみましょう。

【無添加のもの】

次に大切なものが「添加物」です。ドッグフードの風味をよくしたり、賞味期限を少しでも長く保たせるために、添加物を多く使っているドッグフードは少なくありません。しかし、そのような添加物を多く取りすぎるとアレルギー体質になりやすいと言われています。そこで、ドッグフードを選ぶ場合は添加物がなるべく入っていないもの、または無添加のものを選ぶのが良いでしょう。

1-4.最後に

今回はドッグフードを選ぶ際に特に大切な2点を紹介しました。

ドッグフードを選ぶ際は、パッケージに大きく書いてある文言だけでなく、裏に小さく書いてある原材料の欄を参考にしてみてください。毎日食べているドッグフードで健康になるのも、健康を損なうのも、ドッグフードを選ぶ飼い主次第です。

少しでも愛犬の体の負担を減らすために、是非品質の良いドッグフードを選んであげてください。