賞味期限切れのドッグフードは与えない!危険な理由とは?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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賞味期限切れのドッグフードが危険な理由

賞味期限切れのドッグフードって危険なの?

愛犬がいつも食べているドッグフードの賞味期限をきちんとご存知でしょうか?実はこのドッグフードの賞味期限、ちゃんと把握していないという飼い主さんもいらっしゃいます。ドッグフードの賞味期限はとても大切です。ではなぜ、このドッグフードの賞味期限が大切なのでしょうか?賞味期限が大切な理由や、賞味期限切れのドッグフードはなぜ与えてはいけないのか等、理由を以下に書かせていただきます。

【①品質劣化商品は犬の内臓に負担をかけたり下痢や嘔吐の原因になってしまう】

賞味期限はほとんどパッケージに記載されておりますが、この賞味期限は、『商品未開封』のときに適用されます。ですので、賞味期限を過ぎてしまったものはどんなに高品質なドッグフードを購入したとしても、品質が劣化したり、成分が変質してしまっている恐れが出てきます。嗜好性を高めるためにドッグフードにかけられている油分などは劣化が早く酸化してしまい嫌な臭いに変化していることもあります。このようなものを食すと、犬は下痢や嘔吐の症状が出る原因にもなってきます。犬の内臓にもとても負担がかかってきますので、賞味期限切れのドッグフードを与えることは危険です。

【②カビが生えたり、虫がわいてしまったりする恐れがある】

ドッグフードを購入して、すぐに食べてしまえば問題ないですが、時間がたってしまった場合、保管環境にもよりますが、カビが生えたりしてしまうことがあります。また、微生物や虫が湧いてしまう恐れもあります。梅雨時から夏は特にドッグフードが傷みやすくなりますので、気を付けてフードの様子を見ておくことが大切です賞味期限を気にするだけではなく、保管環境も同時に意識しましょう。

【③添加物まみれのドッグフードかも!?】

賞味期限が切れてしまっているドッグフードを見て、匂いも大丈夫そうだし、見た目もカビなどはいてないし、大丈夫だろうと愛犬に与えようした飼い主さん、そのドッグフード、なぜ、賞味期限が切れているにもかかわらず、与えても大丈夫そうに見えるのでしょうか?おそらく、酸化防止剤や防腐剤、合成着色料など添加物を使ってドッグフードの賞味期限を長くもたせているのでしょう。このようなドッグフードも添加物まみれなので愛犬の健康を損ねる原因になってきます。

【④とくに缶詰やパウチ系のドッグフードの賞味期限切れには要注意です】

缶詰やパウチ系のドッグフードの賞味期限切れは、注意が必要です。人間の食するときに使用されている缶詰の缶にくらべ、ドッグフードに使われる缶詰の缶は安全性が低いといわれてます。長期間保存がきく缶詰ですが、缶の成分が溶け出してしまう場合もあるので賞味期限を無視した長期保存は避けるようにしてください。

おわりに

愛犬が口にするドッグフードは、愛犬の体をつくり、健康を維持するためにとても大切なものです。人間も自分たちが食するものに対して神経を使い、賞味期限をいつも気にします。ぜひとも、愛犬の食するものに対しても賞味期限をいつも気にしてあげて下さい。犬だからと言って賞味期限を気にしないでいると、健康を害してしまいます。愛犬の健康を守れるのは飼い主さんだけです。いつでも新鮮で劣化していなものを選び、与えてあげてください。