愛犬が肝炎になってしまった時のご飯はどうすればいい?
肝炎とは肝臓の炎症が起きている状態です。肝臓は1000から1500程の働きをするというとっても大事な器官です。肝臓は再生能力が非常に高い内臓ですが、肝臓に負担が掛かっていると治りも遅く、ひどい場合には肝硬変へと悪化してしまうかもしれません。せっかく病院で治療を行うのですから食事にも気を使って少しでも早い回復をさせてあげましょう。
肝炎にいい食事
肝臓の機能を休めるには、
- 適度なタンパク質や脂質が入っているもの
- 適度に栄養バランスの取れたているもの
- 保存料や添加物などが少ないもの
これらに当てはまった食事にする必要があります。
これらに当てはまらない食事は肝臓が頑張って働いてしまいますので負担が減りません。
通常のドッグフードでもこれらに当てはまる質のいいものもあります。そして肝炎の度合いから獣医さんに相談すれば処方食に切り替える事も出来ます。そして肝臓に負担のかからない手作りごはんを飼い主さんが作っても問題ありません。
市販のものと手作りごはんのメリットデメリット
ドライフード
メリット
- ・栄養バランスがとてもいい
・ご飯をあげるときの手間暇がかからない
・手作りごはんよりは金額も抑える事が出来る
デメリット
- ・酸化防止剤や添加物が入っている
・気分で食いつきが悪い事が多い
・安いものは粗悪なものが原材料に多い
・実際に何がどう使われているか想像しにくい
手作り食
メリット
- 人間と同じ食材だけを使って食べさせる事が出来る
- いつでも出来立てを食べさせる事ができる
- 余計な添加物を入れる必要がない
- 嗜好性を高く作ることが出来る
デメリット
- ご飯の前に作る時間が必要
- 栄養面の勉強をしなくてはいけない
- 犬が食べてはいけない食材の勉強をする
- どうしても歯石が付きやすい食事になってしまう
このようになります。
きちんと勉強をする時間と作る時間があるのなら愛犬にとって手作りごはんというのはベストかもしれません。片手間に行うなら栄養バランスも崩れますので、はっきり言って市販のドッグフードをあげた方がいいです。
ただ、手作りフードをあげ始めると飼い主さんが風邪で動けない、仕事で遅くなってしまって時間がなくて作れなかった、旅行をするのでペットホテルに預ける事がある、などの時にドライフードを食べない事も出てきてしまうと思います。
そして肝炎の子にはタンパク質や脂質を今までより少し減らす必要があります。ただ、タンパク質や脂質というのは犬の体には必ず必要な栄養素ですので全くなくしてしまう事は良くありません。
まとめ
愛犬の健康を考えた時にしっかり勉強と作る時間がある方は手作りごはんは効果的だと思います。
最初は難しいかもしれませんが、今までのドッグフードを半分ほどにして手作りごはんを併用する方もたくさんいらっしゃいます。無理をすると途中で出来なくなってしまう可能性も出てきてしまうので飼い主さんが無理しないで愛犬の健康のために出来る範囲でご飯を選んであげて下さいね。