夏の暑さに注意!ドッグフードが痛まない様に保管する方法

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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ドッグフードが痛む保管方法

ドッグフードの品質を維持するために

ドッグフードを選ぶときには何を基準で選ばれていますか?愛犬が毎日口にするものだからと少し高くても質のいい健康のためのドッグフードを購入されている方が多いと思います。ですが、せっかく質のいいドッグフードを購入しても保存方法が間違っているだけで質が落ちるどころか体に悪影響を与えるフードに変わってしまうのです。

ドッグフードのパッケージには「高温多湿をさけて冷暗所で保存してください」と記載のあるものがほとんどです。これを必ず守る事が重要です。これは何故でしょう?
ドッグフードには品質維持のための酸化防止剤や品質保持剤などが含まれています。このためにドッグフードは長持ちするのです。ですが、これらが含まれていても保存方法ですぐにドッグフードは悪化してしまいます。

「冷暗所で保管」どんなドッグフードにも油が含まれています。油というのは光にさらされる事によって劣化してしまいます。ドッグフードのパッケージも進化して光が入らないように工夫がされているものもありますが100%防ぐことは難しいのです。特に窓際などに置きっぱなしの場合、中のフードが痛みやすいのです。必ず冷暗所で保管しましょう。

「高温多湿をさける」特に夏場は注意が必要です。ドライフードは乾燥していますが、水分も10%近くは含まれています。高温多湿の場所に置いておくと、パッケージの中では水分が蒸発し蒸れている状態です。この事を繰り返すうちに中のドッグフードではカビが繁殖し始める事もあります。必ず高温多湿になる場所はさけて保管しましょう。

「空気に触れない」そして空気に触れる事でドッグフードは徐々に劣化していきます。酸化したドッグフードは体に害となってしまいます。大袋で購入して毎日そこからご飯を与えている場合、ドッグフードは袋を開けるたびに空気にさらされる状態となってしまいます。1ヶ月ほどで食べられる量を目安に購入し、購入した後は数日分ずつ小分けにする、または数日分ずつ取り出し必ず空気を抜いて保管するなどをした方が品質維持が出来ます。小分けにする場合はジッパー付きの袋が便利です。

まとめ

高温多湿になる6月以降は特にドッグフードの保管には気をつけたいものです。せっかく愛犬のためを思って選んだ健康のためのドッグフードがちょっとした保管方法の違いで品質が著しく変わってしまうのですからもったいないことです。大量に入った大袋の方が値段も安いしお得感がありますが、必ずしも愛犬の健康にいいとは限りません。少し割高でも1カ月に食べきれる量を購入し、愛犬に質のいいドッグフードを与えてあげて下さいね。

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