犬がご飯を食べないのは病気?
今まで食欲のあった子が急にご飯を食べなくなってしまったというのは心配ですよね。どこかが悪いようには思えないのに食べないのはどうしてでしょう?ご飯を食べない事で肝臓などの内臓に悪影響があるのでしょうか?
犬がご飯を食べない理由
今まで食べていたのに急にご飯を食べなくなった理由としてはどのような事が考えられるでしょうか?
1)まずは病気を疑ってみましょう。
元気があるか、便や尿の様子はどうか、痛がっている様子はないか等病気を疑ってみる事が必要です。特に歯磨きの嫌いな犬は歯周病になりやすいです。歯が痛くて食べれないのかもしれません。口の中も確認してあげましょう。元気があっても便が緩い場合は消化不良を起こしているので胃もたれなどから食欲がわかないのかもしれません。消化不良の場合は半日から1日ほど食べなければ治る事がほとんどです。元気がない、寝てばかりいる場合は何かしらの病気の可能性がありますので病院へ行きましょう。
2)ストレスかもしれません。
愛犬がご飯を食べなくなったのはストレスかもしれません。環境が変わった、留守番が多い、飼い主さんが構ってくれないなどのストレスは食欲不振を起こすこともあります。
環境が変わっていないか確認してみましょう。夏場など暑い時期にも食欲が落ちご飯を食べない事があります。暑い部屋の中は愛犬にとって熱中症になる危険もありますので快適な温度にしてあげて下さいね。
3)ドッグフードを変えた。
急にドッグフードを変えた場合は警戒して食べない事があります。胃腸が繊細な子ですと、フードが急に変わる事でお腹を壊す子もいるほどです。フードを変える際は1週間ほどかけてゆっくり変えていってあげましょう。
4)食欲がわかない。
運動する事で食欲が促進されますので、十分な運動量がないと犬は食欲がわきません。その子にあった必要量の散歩、運動が足りていないのかもしれません。そして、老犬は特に食欲不振になりやすいです。犬は嗅覚で食事を楽しみます。嗅覚が弱くなる老犬はご飯にそそられていないのかもしれません。この場合は少し温めてあげたり暖かい肉のゆで汁などで匂いを出してあげると元に戻る可能性があります。
犬がご飯を食べない事の影響はなんでしょう?
犬がご飯を食べないと腎臓や肝臓などに影響があるのではないかと心配になる方もいらっしゃいます。ですが、ご飯を食べない事で腎臓や肝臓に悪影響はありません。
愛犬が生まれてから毎日動いている腎臓や肝臓、そして胃腸はご飯を食べない事で器官を休ませることになりますので悪影響どころか、健康にはいい影響があると言われます。人間でも時々胃腸や内臓を休ませるための「絶食」は不健康どころか健康にいいと言われますよね。犬も一緒です。ですので半日や1日くらい食べない事は心配しなくても問題ありません。ただ、食欲があり元気な時に無理して絶食をする必要はありません。
まとめ
これは成犬であり健康だという事が前提です。少しでも様子がおかしい場合や消化器官が未発達は子犬の場合はすぐに病院へ行きましょう。そして絶食も定期的に行うべきではありません。犬が自分で本能的に感じてご飯を食べない時には無理して食べさせない方がいいという事です。愛犬のために出来る限りの食欲不振の原因を取り除いてあげて下さいね。