愛犬の無駄吠えはどうしつければいいのでしょうか?
犬の無駄吠え
愛犬が何かに対し吠えている時、一般的には無駄吠えと言われますが、犬にとっては無駄吠えではありません。何かを伝えようとしているのです。まずはその原因を探ってみましょう。
玄関のチャイムが鳴った、電話が鳴った…誰かがきた!又は、よそ者がきた!
隣の家の犬が吠えている…犬同士で会話している。
大きな音がした…怖い音がした!又は、びっくりした!
他の犬にほえる…こっち来ないで!又は、遊んで!
人間に吠える…知らない人で怖い!又は、追い払いたい!
飼い主に吠える…ごはんが欲しい!又は、お水がない!又は、遊んで!
お留守番をさせると吠える…寂しい、早く帰ってきて!
犬が吠える原因としてはこのような事が考えられます。犬にとっては全ての「吠え」に意味があるのです。そして臆病な子の方が吠えやすい傾向があります。怖かったり、害があるものと思って追い払おうとしているんです。
犬の無駄吠えは治す事が出来るのでしょうか?
犬の無駄吠えは治す事は出来ます。ただ、今まで許してきた場合には根気よく無駄吠えに対ししつけを行う事が必要です。
まずは、愛犬が怖がって吠えているのか要求吠えなのかを観察しましょう。怖がっている場合にはそのもの自体が怖くないという事を教える必要があります。たとえば、来客者に吠えるのであれば、来客者からオヤツをあげてもらうなど怖い人ではなくいい人だと教える必要があります。玄関のチャイムや電話に関しては、わざと飼い主さんがならしてみましょう。吠えたら、「いけない」と口を押えるのも一つです。
誰か人手があるのなら、チャイムを押す係と犬の口を押える係に分ける方がいいでしょう。そして吠えなければ、褒めてあげてオヤツをあげる、これを繰り返せば犬は吠えなければご褒美があると覚えます。当然、1日で覚えるのは難しいので短期間で集中して行うことで早く覚えます。あとは、犬だけが別の部屋にいる場合は吠えた時に見えないように飼い主さんが別の音を出す事も効果があります。例えば、缶が入った袋をガラガラ鳴らすなどです。びっくりして吠えるのをやめるケースがあります。でもその音に慣れてしまったり、びっくりしないような音しか出ないと効果がありません。
お留守番の時に吠えるのは慣れていないのです。10分程度からお留守番をさせて飼い主さんは必ず帰って来る、という事を覚えさせれば吠える事も少なくなります。
要求吠えの場合はお水は常に用意しておく事、ご飯とおやつは要求吠えをしても無視して決まった時間にしかあげないという事を繰り返す事で要求吠えは無駄な事だと覚えます。
まとめ
犬は無駄吠えという意識ではなく飼い主さんを守りたい、怖いなど何かを伝えようとしているのです。その原因や不安を取り除いてあげれば次第に無駄吠えは無くなります。
今まで自由に吠えていた犬を吠えなくさせるにはとても根気がいりますが、近隣から「あの犬いつもうるさいわ」などと愛犬が白い目で見られないように飼い主さんがちゃんとしつけてあげましょう。