健康のために愛犬に胃腸にやさしいごはんをあげたいと思うのは当然です。ですが、胃腸にやさしいごはんとはどういうものでしょうか?
今回は、愛犬の健康を考え胃に優しい・消化に良いごはんのあげ方についてお伝えしていきます。
胃腸にやさしいごはんをあげたい
まず、犬に必要な栄養素はタンパク質・炭水化物・脂肪(脂質)・ビタミン・ミネラル・水が必要な6大栄養素と言われています。本来犬は肉食なので炭水化物は大量には必要ありませんが、健康の維持を図るなら適度の炭水化物が必要です。炭水化物は体内で糖質と繊維質に分解されるのですが、糖質が少ないと低血糖になりタンパク質の吸収が阻害されてしまいます。
犬にとって胃腸にやさしいごはんとは?
犬の胃腸にやさしいごはんというのは、良質なタンパク質と脂質、そして適度な炭水化物が含まれているものが胃腸にやさしいと言えます。そして、今まで食べていた物と違うご飯をあげることも胃腸に負担がかかります。ご飯を変えるときは「必要な成分があるのか?」「急に新しごはんに切り替えずに時間をかけ少しずつ変えていく」などを考えることが大切です。
胃腸に負担がかかるとどうなる?
犬は胃腸に負担がかかると消化不良を起こしやすくなります。そして、胃腸だけではなく肝臓や腎臓にも影響してきます。
特に腎臓は一度壊すとほとんど治らない臓器ですので、普段の食事から気を付けてあげたいところです。特に質の悪い食事を続けていると消化不良を起こしやすいだけではなく健康を害しやすいと言われています。
良質なドッグフードの条件とは?
では、愛犬の胃に負担をかけない質のいいドッグフードとはどのようなものを指すのでしょうか?
動物性たんぱく質
良質なタンパク質と脂質は犬の健康にとって最も重要なものとなりますが、犬の体にとって質のいいタンパク質とは動物性のタンパク質となります。
良質なタンパク質では鶏や牛、ラムなど生肉を加工しています。ただ、動物性のタンパク質でも鶏1羽をまるまるミンチにしたミールのようなものを使っている場合がありますが、これは余計なものまで混入していますので良質とは言えません。
【参考記事】
ドッグフードに含まれる「チキンミール」とは?安全?注意点は?
脂質
そして次に重要なのは脂質。脂質は1種類だけではなく数種類の油を使用しているものの方が質がいいと言われます。植物性のみではなく亜麻仁とサーモンオイル(魚油)などバランスよく使われているものです。特に不飽和脂肪酸(オメガ3~6)は体内で作る事が出来ないので飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がバランスよく入っているものを選ぶことが非常に大切です。
飼い主さんが配合物を確認することが必要な時代
パッケージにどのような肉を使用しているのか、どのような油が使用されているのかの記載はありますので、愛犬の健康を考えるなら、飼い主さんが購入前に事前に確認をすることが重要です。
質の悪いタンパク質や脂質、過剰な添加物、人工合成添加物などが入っているものは愛犬の胃腸に負担をかけてしまいます。添加物は犬にとっては必要のないものです。ドッグフードは極力添加物が少ないもの、自然のものから作られた添加物しか使われていないものを選びましょう。
【参考:体に負担の少ないドッグフード選びなら】
まとめ
以上、愛犬の胃腸にやさしい(消化に良い)ごはん選びで大切なことについてまとめさせていただきました。
まずは良質なドッグフードを選ぶように心掛けてあげましょう。どんな肉や油が使われているか?、どんな添加物が使われているのか?をチェックした上で犬の体の構造上、負担のかかりにくいドッグフードを購入して愛犬に与えるようにして下さい。
もちろん上述したように、突然ドッグフードを切り替えると犬の胃腸に負担が掛かってしまいますので、少しずつ混ぜ合わせて切り替えてあげることも忘れずに。
良質なドッグフードは愛犬の胃腸にやさしいだけではなく健康や食いつきも良くする影響を持ちます。愛犬の健康のために良質なフードを選んでいただき、長く、健康的にワンちゃんと一緒に暮らしていけるよう、飼い主さんが意識してあげて下さいね。
なお、通常のフード選びだけでは難しい、愛犬をもっと健康的にしてあげたい」そうお考えであれば、ご飯と一緒にワンちゃん専用のサプリメントを与えることもおすすめです。犬専用のサプリメントは消化も良く、愛犬の健康促進もサポートしてくれるので、愛犬の健康に悩む飼い主さんにとっては非常に心強い味方となってくれます。
【参考:犬の健康用サプリメント】
→7万頭以上のワンちゃんが愛用!ワンちゃんの健康をサポート【犬康食・ワン プレミアム】
体内に摂取するものだからこそ、日ごろからこだわりを持ってワンちゃんに与える様にしてみてくださいね。