フードプロセッサーで食べやすくなる!?食べないワンちゃん対策

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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食べないワンちゃんに“フードプロセッサー”を活用。

あなたのわんちゃんは最近いつものドッグフードを食べてくれますか?

いつも同じドッグフードを与えていたのに「ある日突然ドッグ―フードを嫌がるようになってしまった。」また、「食いつきが悪くなり、残すようになってしまった。」など不安を抱える飼い主さんがいらっしゃいます。そういう場合、よくあるパターンとして、愛犬が喜ぶドッグフード探しの旅が始まってしまった(いわゆる「ドッグフードジプシー」)というパターンが良く見られます。一度ドッグフードジプシーになってしまうと、様々なドッグフードを試食しているうちに、愛犬の舌もだんだん肥えてしまい、好き嫌いが出てしまうわがまま犬になってしまうこともあります。なので、できれば、今までと同じドッグフードでどうにか対処しておきたいと思いませんか?そんな時にお勧めの方法がありますのでお伝えできたらと思います。

なぜ、急にいつものドッグフードを食べてくれなくなってしまったのでしょうか?

それにしても、なぜ、あなたの愛犬は、いつものドッグフードを急に食べなくなってしまったのでしょうか?犬側にもおそらく理由があると思われますよね。まずは、なぜ、急にいつものドッグフードを食べなくなってしまったのかという原因を見極めなければなりません。なぜ急にいつものドッグフードを食べなくなってしまうのか原因を以下にあげてみました。

【わがままからご飯を食べない】

これは単に、毎日同じものを与えられる食事内容に「飽きてしまった」、「気に入らない」という理由から食べたくないというものです。

【精神的ストレスから食べない】

お部屋を模様替えした、しばらくの間わんちゃんにとって知らない人がお泊りした、赤ちゃんが生まれたとか、新しい犬をもう一匹迎えたなど環境の変化にストレスを感じる繊細なわんちゃんはドッグフードを食べなくなることがあります。

【本当に食欲がない】

これはとても問題です。本当に体調が悪く食欲がわかない時もあります。まずはかかりつけの獣医さんにすぐに見てもらいましょう。

【おやつの食べ過ぎでお腹がいっぱいで食べたくない】

ご飯の時間の前におやつを与えすぎてしまうと人間同様、ご飯を口にしたくないのでドッグフードを食べなくなります

【食が細くなってきた(食欲減退)】

今までは通常のドッグフードでも大丈夫だったけど、年齢や、たとえば病的処置(手術など)が原因で食が細くなって今までのドッグフードを今まで通り食べなかったりすることがあります。

【誤飲】

とてもまれなケースですが、何か誤飲をしてしまった時に、当然のことながらおなかの中に異物が入っているのでご飯を食べられなくなり、ご飯を食べないということがあります。

【甘え】

ドッグフードを食べなくなると、飼い主さんが心配してつい手からドッグフードを与えたりしてしまいますよね。それをしっかり犬が学習してしまい、「ドッグフードを食べない=飼い主さんが手から食べさせてくれる=うれしい」の構図が自然にできてしまいドッグフードを食べなくなってしまうことがあります。フードボトルが気に入らなくて(高さなど)フードボトルが気に入らないから手から食べさせて!というわんちゃんもいます。

色々といつものドッグフードを食べなくなる原因はご理解いただけたと思います。病的原因や誤飲などでしたら、すぐに獣医さんに見ていただかなくてはなりませんし、わがままや精神的なもの、おやつの量の問題でしたら飼い主さんの愛犬への管理が需要となってきます。犬は思っている以上に頭がよいです。それ故に飼い主さんの行動をよく観察しています。もしかしたら原因は飼い主さん側の方が多いのかも知れません。まずは、飼い主さん側も食事の与え方、愛犬への対応(リーダーシップをとれているか?愛犬の言いなりになっていないか?など)自分の行動はどうなのか見直すことも大切です。

(「参考記事」→ 犬が偏食で食べない!食いつきが良く栄養豊富なご飯をあげるには?

食べない原因を見極め、食べるようにするか対策をとりましょう。

何はともあれ、いつものお食事を食べないわんちゃんは、飼い主さんにとってとても心配です。いつもの食事に少しアレンジを与えたり、ふやかして食べやすくしてみたりすることがまずは一番の策ですよね。とにかくできるだけ、いつもの基本の食事内容を変えないことは大切です。

トッピングをしても、トッピングしたものだけ食べてしまい、ドッグフードは残してしまう、またふやかしても少しは口に付けるけど、結局は残して食べないという結果に終わってしまうこともあるでしょう。でも、病的原因を抜かしては、できるだけ、同じ内容で与え続けましょう。根気比べの様になってしまいますが、時には必要なことです。

根気比べをするまえに1つやっていただきたい方法があるのでご紹介したいと思います。おうちにもし、フードプロセッサーがあったら、これをぜひ活用していただきたいのです。いつものフードのままで触感や粒の大きさに変化を与えてみるのです。人間も同様ですが、同じ食材でも、触感、大きさに変化があると、食べた感じが違いますよね。

それをいつものわんちゃんのお食事でも試してみるのです。これだけで結構ご飯を食べてくれるようになったという飼い主さんがいらっしゃいます。粒の大きさや触感に変化を与えても、それを踏まえた上でトッピングしたり、犬用ミルクやお湯でふやかしてみたりしたとしても、いつもの基本食事内容は変わらないので栄養の偏りなども無いので安心ですよね。フードプロセッサーはお助けアイテムの1つとして活用している方が多いので、もし、「うちのこ、ドッグフード食べないの」という飼い主さんがいらっしゃいましたらまずは使ってみるのも手だと思います。

フードプロセッサーで少し、粒の大きさに変化を与えたりするのはもちろんですが、一気に粉状まで粉砕して、それにミルクやお湯を少し足してふやかし、小さな粒上形成し直して与えているという方もいらっしゃいます。

おわりに

今回はご飯を食べないわんちゃん対策としてフードプロセッサーをご紹介いたしました。いつもの食事を食べなくなってしまうことは本当に心配です。心配だからと言って色々なフードを試し過ぎると今度は犬の舌が肥えすぎて、ますますドッグフードを食べなくなってしまうこともあります。できたらいつもの食事内容を変えずに食べてほしいという飼い主さんは非常に多くその救世主となって今注目されているのがフードプロセッサーを使うことなのです。もし、自分の愛犬が食べ物に関してのお悩みがあるのでしたら、フードプロセッサーを使ってみてはいかがでしょうか?
愛犬の栄養管理、健康管理ができるのは飼い主さんだけです。健やかな愛犬の暮らしをぜひ試行錯誤しながらでも支えてあげましょう。

【参考】→ 子犬で食が細い上に“ムラ”もある!健康的に食べてもらう方法は?