【今更聞けない】犬のご飯の小型犬用と大型犬用で何が違うのか?

この記事の監修者
この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

内山智明をフォローする

小型犬用と大型犬用の食事の違い

犬には様々な犬種がいます。体の小さな小型犬から、人間の子供よりも大きいような大型犬まで、それぞれの特徴は大きく違ってきます。

そんな犬たちの食事も、それぞれに適した食事を与えなくてはなりません。例えば、体の小さな犬は口も小さいため、ドッグフードの粒も小さめに出来ていますし、大型犬の場合は、重い体重をしっかり支えることができるよう、関節をサポートする成分が多く配合されているようです。このように、その子に合った食事を食べさせてあげることが犬の健康維持にとっては非常に重要なポイントとなってくるのです。

粒の大きさやカロリーなど、犬の体に合わせて違いが必要

体の大きな大型犬のほうが、よりエネルギーを必要とし、ドッグフードのカロリーも高めになっているだろうと思ってしまいがちですが、実は小型犬のほうが多くのエネルギーを必要とするため、カロリーが若干高めになっています。このことを知っている飼い主さんはあまり多くありません。

体の小さな小型犬は小量でお腹がいっぱいになってしまい、必要なカロリーを十分に取り入れることが出来ない可能性があるために高カロリーに設定されており、一粒あたりの栄養成分が凝縮されている場合が多いのです。反対に大型犬は、肥満が健康を害する重大なリスクへと繋がってしまう為、低たんぱく質、低カロリーに設定されていたりします。

このように、犬の食事には様々な背景を考慮する必要がありますし、市販のドッグフードはそうしたことにまで配慮されているのだということなのです。

成分や年齢も加味してあげよう

人間にとっても犬にとっても、食事は非常に重要なもの。例えば人間の子供が多くのカロリーを消費するために食べても太りにくく、その分のエネルギーをきちんと補充しなければならないのと同じように、犬だって年齢や体の大きさによって食事内容には違いが必要になってくるのです。

例えば、小型犬が一日二食のうちの一食を大型犬用のお試しパックのドッグフードを食べたとしてもさほど問題はありませんが、毎食そのような食事を続けていたら体に影響が出てしまうことでしょう。

市販のドッグフードには、全犬種、全ライフスタイル対応の高品質ドッグフードが存在しますが、そういったフードを与える場合は、それぞれの体格や年齢に合わせて食べさせる量を調整してあげる必要があります。

こうしたこともふまえ、飼い主さんはどんな食事が愛犬に必要なのかを考えてあげなければならないのです。また、普段ドッグフードの成分表をチェックすることがない飼い主さんにも、これを機に是非成分表をチェックする癖を付けて頂きたいと思います。

まとめ

大切な家族である愛犬の食事に何が含まれているのか、カロリーはどの程度なのかなどを把握することは、飼い主さんの責任のひとつでもあるのです。良質な食事、安心、安全な食事を与えることは、犬の健康維持と長生きの秘訣です。正しい食事の選び方、与え方をしてあげてください。