.犬の血尿は危険のサインかも!その理由は?
大切な愛犬から「血尿」がみられた時あなたはどうしますか?もしかしたら重い病気を患っている恐れがあるかもしれませんが決して驚いたりしないでください。
何も知らないまま病状が悪化するよりは全然いいですし、血尿は愛犬が助けを求めるサインでもあるので適切な対処をしてあげてください。何となく赤いおしっこが出たなという安易な考えでいては絶対にダメですよ。決して目を背けたり無視はしないであげてくださいね。
血尿の原因は?
血尿の原因としてもっとも多くみられるのが「膀胱炎」で、尿道が短いメスの方が発症しやすい特徴があります。また、膀胱炎を患うことによって結石症などの合併症を引き起こす可能性もあります。
膀胱炎の主な症状として血尿、食欲不振、尿の回数が増える、尿漏れ、尿のニオイが強い、ぐったりしているなどがあります。中でも諸症状として多いのが尿の回数が増えるといった傾向です。
1時間刻みで尿を要求してきたり室内で時々尿を漏らすといった行動が現れた場合はすぐに動物病院で診てもらうことをおすすめします。診断の結果がわかる診察料は1500円前後とそれほど高くないので気軽に診てもらうことができますよ。
膀胱炎の原因
膀胱炎の原因は尿道から細菌が侵入して粘膜に感染する「細菌感染」で発症するケースが多くみられます。細菌感染以外にはストレス、結石、糖尿病など原因は非常に多岐に渡ります。
膀胱炎の予防
膀胱炎の原因が多岐に渡るため生活環境の改善による根本的な解決策が求められます。具体的には細菌が感染しないように室内を清潔に保つように心掛けたり、免疫力を高めるための食事の見直しなどが有効な手段となります。
膀胱炎に有効な食事の見直しについて
膀胱炎などの尿に関する食事療法については様々な憶測が流れていますが、もっとも大切なのは栄養バランスをしっかり考えられたドッグフードを選ぶことです。最適なのは健康の維持に大切なたんぱく質が豊富なお肉を主原料としていて、野菜の栄養素もしっかり摂れるバランス重視のドッグフードです。
なお、コーン、麦、米などの穀物類が含まれた安いドッグフードはなるべく避けたほうが良いでしょう。栄養の吸収を阻害するだけでなく、消化器官全般に大きな負担が掛かるからです。
(【参考記事】→ドッグフードを選ぶなら「穀物不使用」の安全なものを!)
1-5.血尿でもっとも危険なのは?
血尿がみられる時に危険なのは膀胱がんや腎臓疾患が原因で症状が現れた場合です。特に膀胱がんが起因していた場合は血尿が出た時にはすでに手遅れにな状況まで進行しているケースが多いです。そうならないためにも定期的な尿検査を受けて早期発見を心掛けましょう。
1-6.最後に
ここまで犬の血尿の病気と危険性についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?血尿は危険な病気を患っている可能性が特に高い症状の一つですので早期発見が何よりも求められます。
そのためにはやはり動物病院での定期的な診断が大切になってきます。診断データはちゃんと蓄積されてますので早期治療にも役立ちますよ。食事の見直しと合わせてぜひ検討してみてくださいね。