食べることが大好きなワンちゃん。可愛いからついつい多く与えてしまう、多く与えすぎてしまって太ってしまった。。。など、愛犬の食と肥満・ダイエットに悩む飼い主さんも多いかと思います。
だからといって食べることが大好きなワンちゃんに対して無理にダイエットを行うことは過度なストレスになりかねませんので、そんなときはダイエット用のドッグフードを取り入れてみるのがおすすめです。
今回は、そんな愛犬の肥満に悩む飼い主さんに向けて特にオススメする3つのドッグフードごを紹介します。ダイエット中のワンちゃんがいらっしゃる飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてください。
「肥満」ってどんな状態?
獣医師の先生からダイエットの指導をされる犬や、飼い主自身が愛犬の体型を気にしてダイエットを始めることもあるでしょう。では、そもそもダイエットが必要な「肥満」とはどのような状況なのでしょうか?
肥満とは、食事で摂取するカロリーが普段の生活・運動で消費するカロリーを上回っている状況を言いますが、肥満による犬へのリスクには下記のようなものがあります。
- 関節への負担
- 心臓への負担
- 呼吸器への負担
- 糖尿病の発症
病気にある前に、体重を管理してあげることが飼い主にとっても、なにより愛犬にとってとても重要なことだと言えます。
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肥満対策のためのドッグフードを選ぶ
ここ最近、肥満犬のための減量用ドッグフードをはじめ「体重維持用ドッグフード」「体重管理用ドッグフード」など、肥満対策のためのドッグフードは様々なカテゴリーに分けられて販売されています。
そのため、『肥満対策に良いとされているドッグフードはどのように選んだら良いの?』という方もいらっしゃることだと思います。
よって、まずは様々なカテゴリーに分けられて販売されているドッグフードを分析してみることにしましょう。
【体重維持用ドッグフード】
体重維持用のドッグフードはドッグフードメーカー様によって、『体重管理用』をはじめ『去勢避妊犬用』『適正体重維持用』などと言われることもありますが、以下のようなわんちゃんにおすすめとされています。
- 日頃の運動量が少ないが、今現在は適正体重であるわんちゃん
- 去勢手術や避妊手術を過去にしたことがあるわんちゃん
- 生後6か月位までに太っている時期があったわんちゃん
- 日頃の食欲がとても旺盛なわんちゃん
通常のカロリーに比べて大体体重維持用のドッグフードはカロリーが10%くらいカットになっている商品が多いですね。
【減量用ドッグフード】
減量用のドッグフードはドッグフードメーカー様によって『ライト』や『肥満犬用』などと言われることもありますが、以下のようなわんちゃんにおすすめとされています。
- 適正体重より体重が重く、獣医師から『肥満』と警告を受けているわんちゃん
- 過食気味のわんちゃん
- 体重を適正体重に戻す必要なあるわんちゃん
通常のカロリーに比べて、減量用のドッグフードはカロリーが15%くらいカットになっている商品が多いですね。
3.体重は減量用ドッグフードでコントロールすることが多い?
肥満対策フードは2種類ありますが、なかでも「減量用ドッグフード(ライトフード)」を活用する機会のほうが多いかと思います。
ライトフードは犬の食事量を減らさずにカロリーや脂肪を減らすことができるため、ダイエットによる犬へのストレスを軽減することができます。
大幅に食事量を減らしたり断食を行うと、犬にとってストレスになるばかりか、必要な栄養素を摂取できなくなり健康状態が悪くなることもあります。
栄養バランスを維持するという面でもライトフードの使用はワンちゃんにとっても優しい面が多いでしょう。
減量用ドッグフードのオススメ3選
減量用ドッグフード(ライトフード)は今や多くのメーカーが開発しており、ちょっとお店を覗けば何種類ものライトフードを目にします。その中でも、品質も安心安全だとされるものを3種類紹介します。
1.ACANA(アカナ) ライト
ACANAは新鮮で豊富な原材料をしようして作られているカナダのドッグフード。ドッグフードの製造を委託会社に頼むドッグフードメーカーも多い中、ACANAは自社で製造を行っており、その品質はとても高いと評価されています。特に体重管理を行う犬のために作られたライトシリーズは、体脂肪の原因となる炭水化物や脂質を控えることで製造されています。
2.アーテミス ウェイトマネジメント
アーテミスはアメリカで高評価のドッグフード。アメリカ以外でも全世界25カ国以上で愛されれているのも特徴の一つです。アーテミスでは人間が食べることのできる食材だけを使用する「ニューマングレード」で原材料を選別しており、更に人工添加物も使用しないことで安全性の高いドッグフードだとされています。
【参考記事】
3.ナチュラルハーベスト セラピューテックフォーミュラ
ナチュラルハーベストの特徴は、何よりも「安心・安全」を一番に考えて作られていること。特にダイエット用食事療法食として位置付けられているセラピューティックフォーミュラのシリーズは、高度な臨床栄養学に基づいて日本とアメリカの獣医師が共同で開発されています。なお、ダイエット食以外にも様々な状態の犬に合うようにと開発されたドライフードの種類は豊富で、犬のことをよく考えられているな、と思わされます。
飼い主さんがワンちゃんの現状を把握する
肥満対策のためのドッグフード選びでまず大切なことは、「自分のわんちゃんが、今現在どのような状態なのか?」をしっかりと把握すること。
- 「獣医師に肥満と言われていて、体重を減らさなくてはいけないのか?」
それとも、
- 「現在は適正体重だけど、日頃の運動量などが少ないので、体重をしっかり管理したいと感じているのか?」
を明確にしてドッグフードを選んでいく必要があります。
そして、自分の愛犬がどちらのタイプで体重管理をしたいのか?を把握できたら、今度はドッグフードを吟味していく段階に入ります。
ドッグフードは徐々に変えていく
体重管理用や減量用のドッグフードは低脂質で食後の腹持ちがよいように作られていることが多いです。兎にも角にも原材料をしっかり見て、自分がこのドッグフードだったら自分の愛犬に与えてもいいなと感じるものを購入し、少しずつドッグフードを変えていきましょう。
今まで食べているドッグフードから急に変えてしまうと、お腹の調子を悪くしてしまう場合がありますので、ドッグフードを変えるときは少しずつ混ぜながら移行するようにしてくださいね。
まとめ
愛犬の肥満具合によって選ぶべき選択肢は変わってきます。ただし、犬も人間と同じように「好み」があります。匂いや粒の大きさなどちょっとの違いでも犬の食いつきは全然違ってきます。
愛犬の肥満に悩み始めたら、ぜひ何種類かのダイエット用ドッグフードを試してみて、愛犬が気に入って食べられるものを見つけてあげてください。特にアレルギーを持っている犬は食べられるものが制限されているので、原材料に注意して選定してあげて下さいね。
また、ダイエットは食事制限だけでなく運動も上手に取り入れることをオススメ。散歩の時間を10分伸ばしたり、1日の散歩の回数を1回増やすだけでも毎日続ければ成果が出てきます。
飼い主も犬も楽しんでダイエットできるように、食事や日常生活を工夫してみましょう!