犬におからを与えるのは大丈夫?消化や体調に良い?悪い?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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犬にとってもおからは身体にいい食材なんです。

おからを食べても大丈夫なの?

味付けしていなければ基本的には食べて良い食材です。栄養素も高いので身体にはいい食べ物ですが、もちろん食べさせる量には注意が必要です。

なぜなら、おからには、100g中あたりにタンパク質が6.1g、カリウム350mgカルシウム81mg、マグネシウム40mg、鉄分1.3mg、脂質3.6g、食物繊維11.5g、その他ビタミン類と栄養が豊富に含まています。

効果は、食物繊維で便秘が解消されたり、腸内環境がよくなるのでとてもよいのですが、100gでカロリーは111kcalもあるうえに、脂質も豊富なため与えすぎには注意しなければならないのです。

もし食べすぎた時はどうなるの?

食物繊維が多いので、食べすぎると消化不良を起こして、うんちが緩くなったり、下痢をしたり、嘔吐をする可能性があります。さらに、脂質が多くカロリーもあるので、食べすぎると肥満につながってしまいます。脂質は与えすぎると肝臓や胆のうに負担がかかって、病気を引き起こす可能性を高くしてしまうので、注意をしなければなりません。

アレルギーを持っている犬は注意しましょう。

おからは大豆のしぼりカスなので、大豆アレルギーを持っている場合は、アレルギー症状が出ることがあります。アレルギー症状としては、湿疹、じんましん、下痢、嘔吐、身体をかゆがる、毛が抜ける、腫れ、などの症状が出る可能性があります。

少量でもアナフィラキシーショックの症状が出ることもありますので、食物アレルギーを持っている犬にはあげないことが重要です。どうしても食べさせてみたいと思った時は、少量から試してみて、様子を見るようにしましょう。

食べた!さて、注意することがある?

おからは水分を含んでいて、防腐剤等も入っていないので、大変傷みやすい食材です。おからを購入したり自分で作った時は、まずフライパンになにもしかずにおからを入れて、水分が飛ぶまで乾煎りすると少しですが日持ちします。乾煎りしたおからは粗熱を取った後、冷凍庫で保存しましょう。こうすることで傷みにくくなりますので、ぜひやってみましょう。

かさ増しとして、おからをフードに混ぜることもあるかと思います。その場合は、おからだけでなく、軽く水を含ませてからフードに混ぜてあげると食べやすくなります。水の量はおからがドロドロになるくらいが良いですが、愛犬が食べやすい状態であれば量は気にしなくても大丈夫です。

注意しなければいけないことは、味付けはしないようにすることです。味付けをしてしまうと、せっかくの健康にいい食材も無駄になってしまいます。絶対にやめましょう。

まとめ

おからは身体にいい食材なので、適量であれば食べさせても大丈夫です。その際、素材そのものの味だけで、絶対に味付けしないようにしてくださいね。健康に、一緒に食を楽しみましょう。