犬の偏食はどうすれば治る?
犬はとても頭がいい動物です。一度経験した事を忘れません。もし、愛犬が偏食だとお悩みの飼い主さんは一度愛犬に豪華なご飯や美味しいトッピングをあげたりしませんでしたか?
犬の偏食の原因
犬がご飯を選り好みする場合、過去に食べた美味しいものを忘れられないのかもしれません。例えば、ご飯を食べなかった事で美味しいトッピングがされたり、人間の食べ物や手作りフードをもらった、ご飯の代わりの美味しいオヤツをたくさん貰えた、などしたことはありませんか?
犬は非常に聡明なので一度いい思いをすると忘れません。ご飯を食べない事でもっといい事があると思ってしまうのです。当然、犬は自分自身で栄養バランスを考える事は出来ません。美味しいものを食べたいという欲求だけです。愛犬の為に、ご飯のバランスを考えて偏食を直してあげて将来的に健康で長生きできるように管理していってあげましょう。
偏食の治し方①:心を鬼にする
まず、子犬は別ですが成犬は新鮮なお水さえあれば2、3日ご飯を食べなくても病気になる事はないですし、栄養失調にはなりません。犬にとって総合栄養食であるドライフードは栄養バランスが優れています。ドライフードを食べてくれるように頑張っていきましょう。まずはご飯を食べなかったら、15分から20分ほどでお皿を下げるべきです。その時に食べて欲しいとトッピングしたりしてはいけません。食べないなら次のご飯まで何も与えてはいけないのです。
そして次のご飯の時も再び同じ事をします。愛犬は他の食べ物が欲しくて鳴いたり吠えたりするかもしれませんが、心を鬼にして何も与えてはいけません。ここで与えてしまっては結局偏食は治りません。そしてドッグフードを食べない時はオヤツも控えましょう。犬も生活していればお腹が空きます。1日食べなくても空腹に耐えかねて翌日には食べる事があります。
偏食の治し方②:オヤツの解禁
そして1日2回のご飯を食べるようになったらオヤツを解禁してあげましょう。でもオヤツはあくまでご褒美なのでご飯の前やご飯と一緒にあげてはいけません。人間の子供と同じでご飯に影響のない時間に、影響のない量を与える事が大事です。オヤツを食事前に与えるとお腹が空いていないため食いつきが悪いと感じる事もありますが、適度な運動をして適度な食事量を決まった時間に与えているのなら犬はご飯の時間にはお腹が空くものです。当然、お腹が空けば食いつきは良くなります。
しばらくは愛犬のハンガーストライキが続くと思いますが、飼い主さんも心を鬼にして頑張ってくださいね。今が可哀想だと思って甘やかすと老犬になった時に健康被害が起こりもっと可哀想な思いをさせてしまいます。ですから偏食は一刻も早く治す事が重要なのです。
まとめ
犬にとって一番栄養バランスの取れたご飯はドライフードです。愛犬に健康で長生きしてもらうために今は飼い主さんが頑張って、愛犬に負けないようしっかりと食事管理をしてあげて下さいね。