犬の夏バテ予防のおすすめごはん!
犬は、皮膚に汗腺がなく汗をかいて体温を下げることができません。全身毛で覆われていることもあり、一度体温が上がってしまうとなかなか元に戻りません。
そのうえ、日本の夏は気温が高いだけでなく湿度もかなり高いですから、日本で暮らす犬は夏バテを起こしやすい環境下にいるといえます。夏バテになると食欲が低下します。そして食べないことでますます夏バテがひどくなり食欲が低下する、という悪循環に陥ってしまいます。
1-1.夏バテ予防対策にはまず水分補給!
夏バテでこわいのが脱水症状です。夏バテ予防対策でもっとも重要なのが水分補給!愛犬がいつでも新鮮なお水を飲めるよう、新鮮な水を常に準備しておいてあげましょう。
ドッグフードの水分含有率は10%程度ですので、ドッグフードから摂れる水分はほとんどありません。ドッグフードをふやかしてあげる(無塩の野菜ジュース・肉や野菜の茹で汁をかけてあげるのも良いですね。匂いで食欲がアップします)・水分の多い野菜や果物(きゅうり・トマト・レタス・スイカなど)を与える・缶詰を混ぜてあげるなど、食事からの水分補給も心がけてあげてくださいね。野菜や果物には天然のミネラルやビタミンが豊富に含まれていますので栄養補給にもなります。
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夏バテ予防対策には食事の工夫を!
夏は、脱水症状を防ぐために食事からも水分を摂るよう心がけたい季節です。とはいっても、まるごと手作り食に替える必要はありません。いつものドッグフードに食材をプラスする、ハーフメイドスタイルに挑戦してみましょう。 食事量が少ない日が続くと、愛犬の体力や免疫力が低下していきます。少量でも十分な栄養が摂れるような食事を与えてあげてください。
良質なたんぱく質の摂取も夏バテには効果的です。肉・魚を柔らかく茹でて与えてみましょう。ゆで卵もおすすめです。茹でた肉・魚・野菜を与える場合は、茹で汁も一緒に与えてあげると水分補給にもなります。また、夏バテで弱った胃腸に効果があるヨーグルトもおすすめです。
ヨーグルトには善玉菌を増やす働きがありますので、腸内環境が整えられて胃腸の働きが良くなります。ヨーグルトは、砂糖など余計なものが入っていないプレーンタイプを選んでくださいね。愛犬の体力が落ちないよう、食べてもらえる工夫をしながら食事管理をしていきましょう。
おわりに
暑い時期に犬の食欲が低下するのはよくあることですが、夏バテの症状が続く・お水もあまり飲まないということでしたら、ご自身で判断をされずできるだけ早く動物病院で受診しましょう。愛犬が夏バテになったとき症状を悪化させないためには、飼い主様ができるだけ早い段階で気づいてあげることが大事です。暑さを感じる感覚は犬の個体によって違います。気温がそれほど高くなくても湿度が高いと夏バテになりやすいので、注意して見ていてあげましょう。
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