犬の抜け毛をドッグフードで解消
栄養不足による脱毛
重篤な疾患や、皮膚病、外部寄生虫感染症を除く脱毛は、主に栄養不足によって起こります。犬種によっては亜鉛不足によって引き起こされるという情報もあります。
皮膚疾患などによる脱毛
細菌性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などによっても脱毛が引き起こされます。また、その他のアレルギーによっても脱毛が生じることもあります。ハウスダストやホコリ、花粉、ダニとノミ、普段与えているドッグフードや含まれている成分がアレルゲンとなっている可能性もあります。
生活環境改善はもとより、ドッグフードを変えてみるというのも1つの方法です。なぜなら、ドッグフードの成分は明記義務が無いので、他商品と記載されている栄養分が同一であっても、使用されている酸化防止剤や、着色料などの食品添加物が異なっていることもあるからです。
だからといって、自家製のドッグフードに切り替えることも得策ではありません。栄養学分野に深い造詣があるのであれば別ですが、素人が付け焼き刃の知識で、栄養バランスを考えるべきではありません。より重篤な疾患を招く要因となります。
そこで、食生活の面から著しい脱毛を改善するとすれば、ドッグフードをまずは試してみてください。カルシウムとリン、タンパク質や糖質など、骨格や毛に関する栄養分をバランスよく配合し、消化の負担とならないように、食物繊維を摂取できるように、工夫された野菜も配合されています。次にオススメなのが、NDFナチュラルドッグフードです。
厳選されたドッグフード原材料を用いており、添加物を一切使用していないため、アレルゲン回避の可能性が高まります。また、ウンチのニオイが抑えられるため、食糞する犬にとってもベストチョイスです。次点では、FINEPET’Sドッグフードです。原材料はもとより、審査基準も大変厳しいことで有名なオーストラリア産です。どの犬種に対しても使えるように、栄養バランスがよく考えられており、また、粒の大きさも大小の2タイプより選べるようになっている点が評価されています。
まとめ
脱毛とはいえ、疾患由来のものであったり、アレルギー反応、ただの換毛期や犬種の体質であったりとマチマチです。特に、換毛期によるものであれば、極自然な生理的現象ですので、あまり神経質にならないように飼い主が配慮し、愛情をたっぷり注ぎながら、犬のストレスを解消してあげることも考えましょう。
そして、アレルギー反応による脱毛であれば、与えるドッグフードに使用されている原材料はもちろん、化学成分にも目を向けて、可能な限りのアレルゲン特定と、回避に力を注ぎましょう。また、疾患由来の脱毛が考えられる場合には、すぐにかかりつけの医療機関へ相談しましょう。