犬の皮膚病はお洋服によるかぶれが原因?まず何をすべきか?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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皮膚病がどうして発症したのか?の見極めが大切

犬の皮膚病には多くの種類があって、原因も単純なノミなどの寄生物から食物アレルギー、ホルモンなどの内分泌、はたまた洋服かぶれも原因として考えられます。

人間も皮膚病になると痒くて辛いですよね?これは犬も同じで辛い思いをしているんです。犬は被毛があって皮膚病が悪化しやすく、掻いたり噛んだりして皮膚病を悪化させてしまいます。

犬の皮膚病はスキンシップも含めて、ブラッシングをすることで発見できる病気なので、犬の皮膚を守ってあげましょう。

寄生虫やアレルギーの場合はどうする?

寄生虫やアレルギーなど内科的に処方が必要な症状が出てしまっている時はもちろん動物病院へ行きましょう。

寄生虫が原因の場合は、皮膚のトラブルの度合いにもよりますが被毛を剃って通気性を良くすることで治療の一助にすることもあります。愛犬の被毛が一部分なくなってしまう姿にショックを受けてしまう飼い主さんも多いですが、皮膚の症状で苦しんでいる愛犬を楽にしてあげるためと考えて、プラスに考えていきましょう!

アレルギーの場合は、動物病院でアレルギーの原因であるアレルゲンを特定する必要があります。食物アレルギーの場合は毎日食べているフードを見直して、反応してしまうアレルゲンを排除したフードにしなければなりません。最近は花粉やハウスダストなど生活環境で改善出来るアレルギーも増えてきました。理由としては小型犬の飼育が増えて室内飼育が多くなってきたことです。生活環境でのアレルギーの場合は、こまめにベッドを洗ってあげたり、ほこりが溜まらないように掃除を心がけたり、花粉の時期は部屋に持ち込まないように帰ったら人間がすぐにお風呂に入って花粉を落とすなど、小さいことの積み重ねで改善出来ます。

素材と形にこだわって洋服を選ぶことも大切な対策に。

問題なのは洋服でかぶれてしまった場合です。今ではデザインも豊富でかわいい洋服が増えてきました。ですが、商品の中には犬の身体の作りを完全に無視している粗悪なデザインや作りであることが原因で、わきの下がすれてかぶれてしまったり、脱げてしまって無理やり歩いた結果お腹が擦れてしまったりと、残念な現象も起きています。

さらに、安価に作るためにアクリルを多く使っている洋服もあります。アクリルは人間でもそうですが、長時間見につけていると皮膚がチクチクして着心地がとっても悪いです。犬の場合被毛があって大丈夫なように感じますが、アクリルは静電気を発生しやすい素材でもあるので、被毛を通して静電気を発生させてしまうこともあります。静電気を気にして掻き怖いしてしまうケースや、アクリルのチクチクがかぶれの原因になってしまうこともあります。

洋服の素材と形に注目しましょう。犬の身体が胸が張っています。簡単にたたんだ時にたたみにくい洋服は胸やお腹周りをたっぷりとっているので、わきの下やお腹が擦れてしまうことがほとんどない洋服です。反対に簡単にきれいにたためてしまう洋服は見た目だけを重視して犬の身体に合わない洋服の可能性がありますので、選ぶのを避けましょう。
綿素材ですと、柔らかい生地なので着心地も良く、皮膚にも優しい素材です。かぶれにくいので、洋服を選ぶ時に綿素材を中心に選ぶと愛犬に優しいです。

洋服はおしゃれでもあり、保温効果があったりと用途が幅広いです。ですが、選び方を間違うと愛犬の皮膚をぼろぼろにしてしまうので、いいものをしっかり選ぶ目を養っていきましょう。