しつけを考える。犬にごはんをあたえる際に大切なことは?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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愛犬のごはんとしつけの関係

愛犬のごはんを与える時に必要なしつけとは?

愛犬にごはんを与える時に必要なしつけはどのようなものでしょうか?一番必要なのは「マテ」と「ヨシ」だと考えられます。ごはん等の食べ物は飼い主さんがくれるもので飼い主さんが許可しないと食べてはいけないと理解させる事が重要です。これをすることで、散歩中の拾い食いや家の中での盗み食いが無くなる事がほとんどです。

「マテ」などのコマンドは英語でもいいですし、日本語でも構いませんが家族がみんな同じ言葉を使い短い言葉で行う事が理想です。あとは、言葉と一緒に手の動きをつけて犬に覚えさせることが有効です。ごはんを出した時、おやつを与える時には必ず「お座り」をさせて「マテ」で待たせます。その後、犬が待ち切れずに顔を見てきたら「ヨシ」と言ってあげましょう。

まだ、コマンドが出来ていない子であれば「お座り」と言ってお尻を押して座らせ、「マテ」と言って手を放します。すぐ動くようなら「マテ」と再度言って体を押さえてあげましょう。

一般的には「お座り」の時には手を握り、人差し指だけ上を指します。それを上に少し動かします。「マテ」は片手を広げ犬の顔の前で広げます。「ヨシ」でその手を崩すか食べてもいいものを指さします。「伏せ」は開いた手を犬の顔の前で下に下げます。

しつけが出来てないとどんなトラブルが?

犬に関してしつけは重要ですが、最も重要なのは「お座り」と「マテ」、名前を呼んだ時の呼び戻し、人を噛まない事です。「お手」や「おかわり」はコミュニケーションにはなりますが、重要ではありません。散歩中や、ドッグランで遊んでいる時にトラブルにならないためにもこれらの最低限のしつけはしておくべきです。

リードのないドッグランで凶暴な犬に追いかけられた時、自分の犬が相手の犬を追いかけまわしてしまった時など名前で呼び戻しが出来る事は必要です。そして普段噛みつく事がなくてもオヤツをあげた時に指ごと噛みついて食べるケースは要注意です。

呼び戻しは普段から名前を呼んで近くに来させましょう。オヤツをあげたり、愛犬が喜ぶように撫でてあげたりするうちに呼ばれて行けばいい事があると覚えます。オヤツで噛みつく場合には指ごと食べた時に「痛い」と大きい声をだしオヤツをあげないことを繰り返します。そのうちに指には歯が当たらないようにそっと食べるようになります。

しつけをしなおす事は可能?

成犬になってからしつけをやり直すことは根気がいります。ですが出来ない事はありません。その分、徹底して行いましょう。例えば「マテ」が出来ていないのにそのままご飯をあげてしまうなどを繰り返すと犬は「マテ」の意味が分かりません。

「マテ」をさせたら「ヨシ」というまで待たせなくてはいけません。それも犬が動くタイミングで「ヨシ」と言っても犬は分かりませんので、ちゃんと「マテ」をしている時に「ヨシ」と言う事です。

まとめ

犬のしつけにはごはんやおやつを使う事が早く覚えてくれます。そしてごはんの時には必ずコマンドを使ってしつけを行いましょう。

しつけが出来ていれば外でのトラブルも少なく済みますし、周りにも迷惑をかけません。ぜひごはんのしつけから始めてみましょう。