【選んじゃいけない!】ドッグフードに配合される粗悪なものは?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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粗悪なドッグフードに注意!

ドッグフードは、実際愛犬に食べさせてみないと体質的に合うかどうかが分かりません。どんなに良いとされているドッグフードでも、愛犬の体質に合わないことだってあります。ですので「愛犬にはこのドッグフードが絶対おすすめです!」とひとまとめに答えを出すことはできませんが、危険なドッグフードに関しては「こんなドッグフードは絶対に危険!」というはっきりとしたポイントがあります。今回は、ドッグフードに配合されている粗悪な成分についてお伝えしたいと思います。

ドッグフードに配合されている粗悪な成分って?

ドッグフードを購入されるときは、パッケージの原材料表示を必ずチェックしましょう。

【ミート・ミール・エキス・パウダー・動物性油脂・肉類(~など)】

人間が摂取することが禁止されている廃棄寸前の危険な肉原料「4Dミート」を使用している可能性をあらわしています。皆様は「Dead(死んだ)・Dying(死にかけている)・Diseased(病気の)・Disabled(障害のある)」・・・【4Dミート】という言葉をご存知ですか?肉以外の内臓・血液・腸をはじめ、ひどいものになると糞尿・角・羽・毛皮・爪などが使われていることもあります。愛犬がこんなものを口にしているかもしれないと考えるとゾッとするようなお話です。長期間食べ続けていればどうなるか・・・。畜肉副産物・鶏肉副産物と表示される場合もあります。
安全なドッグフードには、「骨抜きチキン生肉」「乾燥ラム肉」などはっきりと表記されています。

【酸化防止剤BHA・BHT・エトキシキンなど・防腐剤・保存料・着色料・香味料】

発がん性のあるBHA・BHT・エトキシキンなどの酸化防止剤・長期間保存可能にするための防腐剤や保存料・見栄えを良くするための着色料(飼い主様向けの美味しく見えるアピールです。犬にとっては全く意味のないものです)・食いつきを良くするための香味料などを使用している粗悪なドッグフードも少なくありません。「犬が長期間添加物を摂取することで、ガンや慢性疾患の原因になる」と指摘される獣医師様もいます。

愛犬が健康で長生きできるよう願うなら、原材料にこのような粗悪なものが含まれているドッグフードを選んではいけません。

【参考記事】ドッグフードに含まれる防腐剤は安全?それとも危険?

ドッグフードの安全基準は甘い!

平成21年6月1日に「ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)」が施行されたことにより、ドッグフードに含まれるすべての原材料(添加物を含む)の表示が義務付けられ犬の食の安全について見直されるようになりました。ですがドッグフードの基準は非常に甘く、「家畜用飼料の安全基準で作られている」安価で低品質なドッグフードから「人間が食べられるレベルの食品安全基準で作られている」高価格で高品質のドッグフードまで、メーカーが考える安全性にはバラつきがあります。安全性において首を傾げてしまうような粗悪なドッグフードが数多く存在しているのが現状です。
では、犬にとって安全なドッグフードにはどのような特徴があるのでしょうか?

【原材料表示の先頭にお肉の表示があること】

犬はもともと肉食動物ですので、良質の動物性たんぱく質が豊富に含まれているドッグフードがベストです。原材料欄には多く含まれているものから順に記載されます。原材料の一番先頭にお肉(何の肉か明記されている)の表示があるドッグフードを選びましょう。

【原材料がヒューマングレード(人が食べても問題ないグレードのドッグフードという意味)であること】

危険なミート・ミール・エキス・パウダー・動物性油脂・肉類(~など)やBHA・BHT・エトキシキンなどの酸化防止剤・防腐剤・保存料・着色料・香味料を含んでいない無添加ドッグフードは、病気のリスクを軽減できるということが一番大きなメリットだといえます

【グレインフリー(穀物不使用)」であること】

犬にとって穀物は、アレルギー(消化器官の異常や皮膚のトラブルなど)を引き起こす原因になると考えられています。最近では、世界的にもグレインフリーのドッグフードが主流になってきています。グレインフリーまたはアレルギーになりにくい穀物(大麦・玄米・米)を使用しているドッグフードを選びましょう。

飼い主様は、しっかり情報収集をして安全なドッグフードを見極める必要があります。

おわりに

皆様が愛犬に与えているドッグフードの原材料はどうでしたか?最近は本当にさまざまな種類のドッグフードが発売されています。大切な愛犬の健康のために必ず原材料をチェックして、粗悪なものが含まれない安全なドッグフードを見つけてあげてくださいね。