愛犬の骨・関節をつよくするごはん選びとは?
犬の骨や関節にケアは重要?
犬も関節や骨の疾患はあります。骨が弱くなると当然骨折しやすくなりますし、関節は関節痛を起こすなどの可能性があります。お散歩が好きな犬にとってはとても可哀想なものです。ではどうしたらいいのでしょうか?
骨にいいのはカルシウム、関節にいいのはグルコサミンやコンドロイチンです。
カルシウム
成犬の場合人間の20倍以上必要です。骨を作るうえで重要なもので魚や動物の骨以外にも煮干し、納豆、チーズなどに含まれています。
グルコサミン
グルコサミンは軟骨の構成成分であり蟹やエビなどの甲殻類の外皮に含まれているキチンを加水分解して得られる成分であり、食材では山芋に含まれています。
コンドロイチン
コンドロイチンは軟骨や関節の潤滑油の役割を果たしていてカルシウムを骨に定着させる働きをします。納豆やオクラなど粘り気のある食べ物に多く含まれます。
ただ、骨や関節をケアしたいからと言ってサプリメントをあげればいいだけではありません。特にカルシウムはシュウ酸を多く含む食材と一緒に与えるとシュウ酸カルシウム結石になることもあります。そしてカルシウムはリンと関係が深く、どちらかが多いと栄養の吸収が阻害されると言われています。リンは食材の多くに含まれているのでリン不足になる事は少ないのですが、チーズや魚でカルシウムをあげているつもりでもリンの過剰摂取によってカルシウム不足になってしまう事もあり得るのです。特に子犬はカルシウムが多すぎても骨の変形や疾患、骨折が招きやすいと言われています。
骨・関節トラブルの解消方法は?
まずは総合栄養食であるドッグフードを探してみましょう。最近では様々なドッグフードが販売されています。その中でカルシウム・グルコサミン・コンドロイチンが含まれているものも販売されています。ドッグフードは栄養バランスを考えて作られていますので、これらが含まれたドッグフードを選ぶことが一番適しています。
ただ、使われている食材にアレルギーがあるなどドッグフードを与えられない場合にはサプリメントを使用するなどをしてみましょう。このサプリメントを与える場合には記載された適量を必ず守り与えましょう。
まとめ
愛犬が元気であるなら無理に今の食事を変える必要はありません。総合栄養食であるドッグフードは犬が健康でいるための栄養がバランスよく入っているので必要ないのです。ただ、シニア犬になると関節や骨にトラブルが出やすいのも事実です。疾患があったり老犬になった時には、関節や骨にいいドッグフードを選んだりサプリメントを適量与えるようにしてみましょう。