骨格をしっかりさせたい!そんな悩みに向けたドッグフード選びで大切なことは?

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この記事の監修者/キャットケアスペシャリスト
内山智明

犬・猫が大好きな内山です。家では保護猫と一緒に暮らしています。

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骨格をしっかりさせるドッグフード

愛犬の骨格をしっかりさせるドッグフードの選び方

愛犬には健康で元気に育ってほしいものですよね。そのために体の基礎となる骨格をしっかりとさせたいという飼い主さんは多いのではないのでしょうか?
骨格をしっかりさせるためのドッグフードの選び方をこちらで紹介していきます。

骨格と栄養バランスの関係

愛犬の骨格をしっかりさせるためには、栄養バランスの整った食事が大前提です。
犬に必要な栄養素はタンパク質・脂質・炭水化物・ミネラル・ビタミン・水となっています。
これらを合わせて6大栄養素と言われていて、特に3大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)は最も重要な栄養素となっています。

骨にはカルシウムがいいとはよく聞きますが、カルシウムだけを食べていて健康に育つわけではありません。これらの6大栄養素がバランスよく吸収される事で、骨格をはじめ被毛や皮膚、筋肉などの健康を保てるのです。

最近のドッグフードは以前に比べると品質が良くなってきていて、ほとんどのメーカーでこの6大栄養素がバランスよく配合されたドッグフードが販売されています。この総合栄養食であるドッグフードを適量与え、その上で犬用の小魚などのカルシウムをおやつ替わりに少しずつ与えるなどしてあげましょう。
もしまだ小さい子犬の場合はカルシウムを過剰に摂取させると、反対にカルシウム不足になる可能性が高いのです。過剰なカルシウムを排出する時に成長に必要な他の栄養素も排出させてしまう事から体の成長に問題が発生してしまうかもしれません。

カルシウムとリンの関係

気をつけなければいけないのは、カルシウムとリンの関係です。さまざまな食材の成分としてカルシウムやリンが含まれていますが、リンの過剰摂取はカルシウム不足となってしまいます。これは、体内で多すぎるリンは排出されるときにカルシウムと結合して排出されてしまうからです。ではリンを少なくカルシウムを多めに摂取するとどうでしょうか?

カルシウムは体内に吸収されるときにリンの力を借りて吸収されます。そのため、リン不足でもカルシウムは体内に取り込まれることが出来ないのです。リンとカルシウムをバランスよく摂取する事がとても大事なのです。

リンは肉類や魚などさまざまな食品に多く含まれています。

ただ、犬のオヤツでも嗜好品として販売されているジャーキーなど高カロリーのものにはたくさんのリンが含まれていますので、オヤツをあげすぎると反対にカルシウム不足となってしまいますので気をつけましょう。

まとめ

愛犬には骨格のしっかりとした健康的な家族でいて欲しいですよね。そのためにはカルシウムとリン、そして6大栄養素のバランスの取れた食事を与えてあげて下さいね。